configファイルの設定

configフォルダの中にある、com.tojc.minecraft.mod.ChatLoggerPlus.cfgファイルをテキストエディタ等で編集すると、ChatLoggerPlusの動作を変更できます。

危険

このconfigファイルを編集する場合は、 Windows標準のメモ帳 は絶対に使わないでください。読み込みエラーの原因になります。 秀丸エディタやSakuraエディタなどのテキストエディタを使用し、UTF-8(BOM無し)で保存してください。

general

【一般設定】

generalという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

general {
    # true/false
    B:PluginScriptsEnabled=false

    # The format of date and time on outputs to the beginning of the log.
    S:FormatDateTime=yyyy/MM/dd-HH:mm:ss
}

PluginScriptsEnabled

【チャットログを解析するプラグイン処理の有効、無効切替】

true/falseの2値選択です。trueだとプラグインを処理し、falseだとログ出力のみ行います。 デフォルトはfalseになっていますので、プラグインを利用する場合は、trueにしてください。

※falseの場合は、ChatLoggerPlus Ver0.x.x系と同等の処理となります。

※trueの場合は、後述のフォーマットコードの塗りつぶし処理は行われなくなります。(同様の処理はプラグインで行ってください)

FormatDateTime

【ログ出力日時フォーマット】

ログファイル内に出力する日時用フォーマットを指定します。 yyyy/MM/dd-HH:mm:ssといった、日時の出力内容をカスタマイズできます。 書式は、javaのString#format()に準じます。 詳しくは、「java format 書式」あたりをキーワードに検索してみてください。

relativepath

【相対パス】

relativepathという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

relativepath {
    # Replace : %SERVERNAME% %WORLDNAME% %PLAYERNAME% %DATE% %TIME%
    S:DefaultReplaceLogFileFullPathFileName=chatlog/%SERVERNAME%/%PLAYERNAME%/ChatLog_%DATE%.log
}

「absolutepath 絶対パス」が有効な場合、この項目は無効になります。

DefaultReplaceLogFileFullPathFileName

【デフォルトログファイル名(シンボル置換)】

.minecraftフォルダからの相対パスで、保存するログファイル名を指定します。拡張子を含めて記述してください。フォルダの区切り記号は「/」で区切ってください。 また、この項目は、後述の「シンボル置換処理」が入ります。

absolutepath

【絶対パス】

absolutepathという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

absolutepath {
    # Replace : %SERVERNAME% %WORLDNAME% %PLAYERNAME% %DATE% %TIME%  * If null, the relativepath is used.
    S:EnforcementReplaceLogFileFullPathFileName=d:/chatlog/%SERVERNAME%/%PLAYERNAME%/ChatLog_%DATE%.log
}

EnforcementReplaceLogFileFullPathFileName

【強制フルパスログファイル名(シンボル置換)】

絶対パスでログファイルを指定します。フォルダの区切り記号は「/」で区切ってください。 この項目に値を入れると、相対パスの設定が無視されます。(絶対パスの設定が優先) また、この項目は、後述の「シンボル置換処理」が入ります。

標準設定では、空になっており、相対パスが有効になっています。

シンボル置換処理について

ファイル名を指定する場合、以下のキーワードを使うことによって、ある程度、動的に名前を決定できます。 %で括った以下のシンボルのみ利用できます。

  • %SERVERNAME%

    サーバ名「(IPアドレスまたはドメイン名):ポート番号」

  • %WORLDNAME%

    ワールド名「ログインしたワールド名」

  • %PLAYERNAME%

    プレイヤー名「ログインしているユーザー名」

  • %DATE%

    日付

  • %TIME%

    時間

日付と時間は、後述の「ファイル名フォーマット」の指定に従って出力内容が置換されます。 また、サーバにログイン(ワールドに接続)したときの日時を基準にファイル名が作成されます。 そのため、夜中0時を過ぎたからといって、ログファイルが切り替わるわけではありません。

ノート

ローカルサーバの場合、%SERVERNAME%が固定で「MpServer」になってしまうため、ChatLoggerPlusはこれを「LocalServer」に置き換える処理を行っています。

filenameformat

【ファイル名フォーマット】

filenameformatという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

filenameformat {
    S:FormatReplaceDate=yyyyMMdd
    S:FormatReplaceTime=HHmmss
}

yyyyMMdd、HHmmssといった、ファイル名で使う日付と時間の出力内容をカスタマイズできます。 書式は、javaのString#format()に準じます。 詳しくは、「java format 書式」あたりをキーワードに検索してみてください。

FormatReplaceDate

【日付用フォーマット】

シンボル置換処理で「%DATE%:日付」を指定した場合の出力フォーマットを指定します。

FormatReplaceTime

【時間用フォーマット】

シンボル置換処理で「%TIME%:時間」を指定した場合の出力フォーマットを指定します。

pluginscriptsdisabledgeneral

【プラグイン無効時の一般設定】

pluginscriptsdisabledgeneralという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

pluginscriptsdisabledgeneral {
    # true/false, true=fill / false=Not modify
    B:FillFormattingCodesEnabled=false
    S:FillFormattingCodesRegex=§[0-9a-fk-or]
    S:FillFormattingCodesReplace=
}

注意

PluginScriptsEnabledが falseの場合だけ 、この設定全体が有効になります。

ノート

これは、以前のChatLoggerPlus Ver0.x.x系に存在していた、以下の一般設定とほぼ同じものです。 プラグインを使わない場合でも、過去のバージョンと同じような処理が行えるようにするための救済措置です。

ChatLoggerPlus Ver0.x.x系の一般設定です:

general {
    # true/false, true=fill / false=Not modify
    B:FillColorCodeEnabled=false
    S:FillColorCodeRegex=§[0-9a-fk-or]
    S:FillColorCodeReplace=
    (・・・省略・・・)
}

FillFormattingCodesEnabled

【フォーマットコードの塗りつぶしの有効、無効切替】

ログファイル出力前に、フォーマットコードを塗りつぶす処理を行うかどうかを切り替えます。 trueだと、塗りつぶしを行い、falseだと何もしません。 ※デフォルトでは、ログを加工しないように、「無効」になっています。

この処理は、以下のFillFormattingCodesRegexとFillFormattingCodesReplaceによって、内容を変更できます。

注意

PluginScriptsEnabledがtrueの場合、FillFormattingCodesEnabledがtrueでも、フォーマットコードの塗りつぶし処理は行われません。

フォーマットコードとは

「文字の色を変更して表示するため」の「固定文字列」のことです。 たとえば、マルチで誰かに直接話しかけられた場合は、以下のようなメッセージが出力されます:

2012/11/17-02:53:41 : §dFrom testuser§d: 今度二人で遊ぼうぜ!

FillFormattingCodesRegexとFillFormattingCodesReplaceの設定がデフォルトの場合、このメッセージは以下のように加工されます:

2012/11/17-02:53:41 : From testuser: 今度二人で遊ぼうぜ!

このように、フォーマットコードがログに不要な場合、FillFormattingCodesEnabledをtrueにすると、ずいぶん見やすくなります。 フォーマットコードにどのような種類があるのか知りたい場合は、 こちら を参照ください。

FillFormattingCodesRegex

【塗りつぶし条件(正規表現)】

ここで指定した条件が、ログに出力する1行すべてで評価されます。 行頭の日時の出力部分に対しても、有効となっていますので注意してください。

警告

「正規表現」が何かわからない場合、この項目を触らないようにしてください。ログを破損する原因になります。 通常はデフォルト設定のままで使用してください。

FillFormattingCodesReplace

【塗りつぶし文字列】

正規表現の条件に一致した文字と置換する文字を指定します。通常は空欄にします。

警告

「正規表現」が何かわからない場合、この項目を触らないようにしてください。ログを破損する原因になります。 通常はデフォルト設定のままで使用してください。

pluginsettings

【プラグイン設定】

pluginsettingsという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

pluginsettings {
    S:DefaultPluginDirectoryName=ChatLoggerPlusPlugins

    # Please do not modify.
    S:PluginOrderToChatLog <
     >

    # Please do not modify.
    S:PluginOrderToScreen <
     >
}

これは、プラグインに関する設定項目です。

DefaultPluginDirectoryName

【デフォルトプラグインフォルダ名】

プラグインを格納するフォルダ名を指定します。 通常はデフォルト設定のままで使用してください。

PluginOrderToChatLog

【データ保存:プラグイン順序ChatLog用】

基本的にChatLoggerPlusのデータ保存として使っていますので、手動で変更しないでください。

PluginOrderToScreen

【データ保存:プラグイン順序Screen用】

基本的にChatLoggerPlusのデータ保存として使っていますので、手動で変更しないでください。

outputofdebuglog

【デバッグログの出力設定】

outputofdebuglogという文字から始まり、括弧で括られた部分の設定です:

outputofdebuglog {
    B:OutputLoggingTrace=false
    B:OutputLoggingWarning=true
    B:OutputLoggingError=true

    B:OutputLoggingMessageOriginal=false
    B:OutputLoggingMessageDuringChatLog=false
    B:OutputLoggingMessageDuringScreen=false
    B:OutputLoggingMessageLastChatLog=false
    B:OutputLoggingMessageLastScreen=false

    B:OutputLoggingScript=false
}

標準出力へのデバッグログ出力を制御できます。主に開発用です。 通常はデフォルト設定のままで使用してください。

ヒント

プラグインを作成する方は、すべての設定をtrueにすると、デバッグしやすいでしょう。